生殖医療専門医試験を受けよう!

生殖専門医を目指す産婦人科医のブログです

生殖医療ガイドライン(初版2021年版)CQ4 直接体外受精・顕微授精に進んでよい場合は? 卵管両側閉鎖や重度男性不妊症例(精子濃度100万/mL以下など)に対する一般不妊治療は無効か? 体外受精・顕微授精が有効か?

1 両側卵管機能を喪失している不妊症例の場合、体外受精を行う(A)。

2 重度男性不妊症例の場合、泌尿器科的検査を行う(A)。

3 重度男性不妊症例の場合、体外受精・顕微授精を行う(B)。

4 精巣や精巣上体より外科的に採取した精子を治療に使用する場合、顕微授精を行う(A)。

5 原因不明不妊等、男性不妊症例以外に生殖補助医療を施行する場合の初回治療で、いわゆるsplit inseminationの施行が考慮されることがある(B)。